食の安全・安心
創業者が醸造酢に込めた思いをものづくりの原点として受け継ぐ

Otafukuグループのものづくりのルーツは、1938年に創業者・佐々木清一が製造した醸造酢の「お多福酢」です。美味しさと健康を世に広めたいとの思いから酢づくりを始めた創業者の「体に良くない原料は、一切使ってはいけない」、「一滴一滴に性根を込めて」というものづくりの精神は、酢を原料としたソースなどさまざまな製品へと受け継がれています。製品のカテゴリーが多様化しても「お多福の基本は酢」であることは変わりません。
原料の調達から製造現場まで、厳しい基準が確かな安心を生む

「お客様に不利益なものは一滴たりとも売ってはならない」いう創業からの精神こそがものづくりの原点。自然の美味しさはもちろん、安全・安心を食卓に届けるために原料の調達から工場の製造プロセス、品質管理、配送に至るサプライチェーン全体を厳しい自社基準に基づいて管理しています。
世界各地の生産地を視察して、原料の安全と品質向上を追求
優れた品質の製品を食卓に届けるため、原料の調達にも独自の基準を設けています。その基準に基づいてデーツやトマトなど、ソースの原料を生産する世界各地の「畑」を訪ねて製造工程や衛生面、周辺環境への影響などについて厳しく確認します。ただ視察するだけでなく、オーナーや生産者と直接コミュニケーションをとることにより信頼関係を深めて目標を共有し、さらなる品質の向上につなげるように努めています。
工程を見直し、アイデアを創出。みんなが笑顔になれる改善を
生産、品質管理、受注、物流など、ときには部署の垣根を越えてサークルをつくり、改善活動を行っています。活動の目的はMSD(みんなでスマイル大作戦)活動という名称とし、年に一度、発表の場を設けて互いの意識を高めています。品質管理のみならず、エネルギー削減や重筋作業の改善などにも視野を広げ、日々の業務で感じる疑問や課題を一つずつ洗い出し、分析、検証、実行するPDCAサイクルを何度も重ねます。より良い環境でつくる安全・安心な商品により、多くの方が笑顔になることを目指します。
品質と生産性の向上を目指し充填ラインを新設

2023年10月、主力商品であるお好みソース(500g)などの充填ラインを新設しました。生産能力はこれまで使用していたラインから約30%向上しました。
安心して食を楽しめる世界を実現するために
アレルギーがあっても、家族みんなで食卓を囲む楽しさを味わってほしい
特定原材料8品目(えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生)不使用の商品は、食物アレルギーをもつ方が、みんなで一緒に食事をする楽しさを味わっていただけるように開発しました。
また、「みんなで食事を美味しく楽しめる社会の実現」を目的として食品メーカー6社が協同する「プロジェクトA」に参加し、食物アレルギーの情報発信や啓発活動に取り組んでいます。
塩分や糖類が気になる方にも変わらない美味しさをお届けする

「お好みソース塩分50%オフ」は、美味しさと減塩を両立した商品です。「お好みソース」の特長である「甘味」をしっかりと感じられる、変わらない味わいです。ソースの使用量をコントロールしやすい「細口キャップ」を採用しています。
食の多様性に対応し、日本の食文化を広めていく

「お好みソース野菜と果実」は、野菜・果実を全体量の75%使用し、特定原材料8品目、動物性由来原料、アルコール不使用で、食物アレルギーのある方、ベジタリアンやビーガン、宗教上の制限がある方など、あらゆるお客様に美味しくお好み焼を楽しんでいただける商品です。
また、OTAFUKU SAUCE MALAYSIA SDN. BHD.ではハラール認証を取得し、現地の味覚に合わせたお好みソース、焼そばソース、たこ焼ソースなどを製造・販売・輸出しています。