• 広島お好み焼の焼き方

広島お好み焼の生地 大きさの違いは!?

広島お好み焼を作るとき、一番初めに引く『生地』

出来上がったお好み焼では、生地は鉄板やお皿のすぐ上、
一番下に位置しますし、薄くのばしていますので存在感は薄いかも(!?)しれませんが、
実はとっても大切な役割があるんです!!

今回は縁の下の力持ち的存在『生地』についてご紹介します(^^)/

お好み焼課では、オタフクのレシピのキャベツ150gを使うとき、直径20㎝をおすすめしています。
なぜかというと、野菜がのせやすく、キャベツを蒸らしやすいからです。

▶実際に直径を変えた3つの生地で、広島お好み焼を焼いてみました♪

①生地の上にキャベツを同量(150g)のせます。

横からみた画像です↓↓↓

15㎝の生地は、キャベツが山盛りで、一番多く入っているように見えます。

20㎝の生地は、生地の中にちょうどキャベツが収まっています。
高さもちょうど良さそうです!

25㎝の生地は、まだまだキャベツをのせる余裕があります。
キャベツが多めの時には最適ですね♪

②次に広島お好み焼をひっくり返します。

15㎝の生地は、ひっくり返したときにキャベツが生地から沢山はみ出しました。

20㎝の生地は、生地の周りにキャベツが少量はみ出ています。

25㎝の生地は、キャベツが生地の下に収まっています。しかし、ひっくり返す時、生地が大きすぎてヘラにのりきらず、安定性に欠けました。

ここからキャベツを蒸らす工程に入ります。

生地は具材をのせる土台にもなりますし、キャベツを蒸らす蓋にもなるんです!

ここでポイント
ヘラを使って半回転させたり、横から挟んで空気を送り込むように野菜部分を触ります。
このような工夫をすることで、蒸気が起こり火の通りがよくなります。

キャベツが蒸れて半透明になるまでの時間は、それぞれの生地で差が見られました。

  • 15㎝の生地:9分30秒
  • 20㎝の生地:6分
  • 25㎝の生地:7分30秒

生地はフライパンの蓋のような役割をして、キャベツが蒸れるサポートをします。
しかし、15cmの生地では、キャベツに対して生地が小さく、蓋ができていませんでした。
また、25cmの生地では、先程のキャベツを触る工程において、生地の大きさが原因で作業が難航しました。以上の理由から蒸れるまでに時間がかかったのだと思われます。

▶最後に完成形はどうでしょうか。

15㎝の生地と20㎝の生地は見た目に大差はなく、どちらも下の生地は見えていません。

25㎝の生地は下の生地が見えており(赤〇枠)、印象が変わりますね。
お好みソースをかけた時、生地が受け皿の役割を果たし、お皿や鉄板にソースが垂れる事を防いでくれそうです。ソースもたっぷり塗れそうですね!

横からみると、高さは15cm>20cm>25cmとなり、15cmの生地はふっくらとしてボリュームのある印象です。
25cmの生地は薄めで、口の小さな方でも食べやすそうですね。

ここまで、3種類の直径で比べてみましたが、5cm違うだけで、見た目・作りやすさ・所要時間など、様々な変化がありました。

まとめ

キャベツ150gを使う広島お好み焼には20cmの生地がおすすめです♪

ヘラでひっくり返す・キャベツを蒸らす・ヘラでキャベツを触って蒸らす工程で、15cm・25cmの生地に比べて20cmの生地が適していました。

しかし、15cmと25cmの生地にもそれぞれの良さがあります。
15cmの生地を使えば、小さめお好み焼や高さのあるお好み焼が作れます。
25cmの生地を使えば、1枚でお腹いっぱいになれる、大きくてボリュームたっぷりのお好み焼が作れます。

作りたいお好み焼をイメージして、生地の大きさを変えてみるとより楽しめそうですね!!
是非これからは生地にも注目して、作ってみてくださいね♪

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