式典では、ご来賓の方々からのご挨拶、テープカットを実施。その後、マレーシアのハラール認証機関JAKIMより認証を取得した製品を製造する工場の見学に、皆様をご案内しました。充填の様子をご覧いただき、容器と調味料の多様な対応に関心を持たれた方が多くいらっしゃいました。
施設内の鉄板での調理設備では、ハラール認証調味料を使った鉄板粉ものや、寿司を調理実演し、提供しました。豚肉に代わり鶏肉を使う広島お好み焼、海鮮焼そばなど、使用する材料や作り方に注目が集まり、お好みソースやキムチソースでアレンジした「スパイシーナポリタン」もご好評いただきました。 

世界各地で日本食認知や人気が高まる中、生産量が年々増加しているオタフクソースマレーシアは、生産体制強化に向け、2025年7月にヌグリ・スンビラン州に社屋と工場を新設し、移転しました。新たに半自動充填設備や小袋充填機を導入し、さらにお客様のご要望にお応えできるよう、さまざまなハラール調味料を、効率的かつ徹底した品質管理のもとで生産する体制を整えました。 現在、オタフクソースマレーシアの製造品目はおよそ100アイテムで、そのうち業務用商品が9割を占めます。お好みソースなどのソース類、キムチソースなどのスパイシー系調味料、てりやきソースなどの醤油系調味料、すし酢などの酢類を製造しています。
ムスリムの方が口にできないアルコールや肉由来の原材料は使わず、ハラール認証を受けた原材料のみを使用。例えば、お好みソースは、肉由来の旨みに代わり魚介系原材料を組み合わせ、既存のお好みソースの味に近づけるように工夫をしています。
マレーシアを中心に、お好みソースなど鉄板粉ものメニューの調味料や、日本食に使用する酢やたれなどを、ハラール日本食レストランや量販店へ販売し、売上の約8割がマレーシアにおけるものです。近年は東南アジア、中東、ヨーロッパなど世界のムスリム市場に向けてハラール調味料販売を本格化しています。2017年より日本へも輸出を開始しており、業務用商品としてハラール認証のお好みソース、焼そばソースをオタフクソース株式会社より販売しています