トップメッセージ

オタフクソース株式会社 代表取締役社長
佐々木 孝富

国内外で「食の未来を共創」し、
食を通じた幸せ感を広めてまいります。

Otafukuグループは、1922(大正11)年に創業し、その小さな商店に「幸せを売れたらええね」と、創業者夫妻は大きな願いを込めました。
それからおよそ100年。
思いを受け継ぎ、「おいしいものを食べて気持ちが温かくなる、自然と笑顔になる」そんな幸せを願い、活動を続けています。これは私たちの喜びであり、使命です。

2024年からの5年間、Otafukuグループは、「食の未来を共創」をテーマとしています。
社内外と連携しながら、共に創造することが新たな価値を生み出すと考えています。私たち一人ひとりが、お客様、パートナー企業様、そして社員同士も、お互いを敬い、尊重する。相手が抱える課題は我が事として考える。そして、周りの方の協力を得ながら、自分に何ができるかを考え、判断し、行動します。

「お好みソース」は、お好み焼店主様たちの声をきっかけに開発し、ご意見をうかがいながら味をつくりあげていきました。その後、家庭でもお好み焼を楽しめるよう、家庭用サイズにして発売しました。これは、当社における共創の原点ともいえます。
今も業務用製品を提供するODM事業に注力しています。食のプロが望まれる味や考えを具現化することは、結果はもちろんとして、その過程にも多くの宝があります。プロとのサジェスチョンから、新しい価値に気づかせていただくことや、相手のご要望を深く理解し、形にする力にもなります。そして、学び得た技術や知見は、もっと広く楽しんでいただけるよう家庭用の調味料づくりに生かしています。

変化する事業環境に対応するにも、共創の精神は欠かせません。研究、市場、事業、商品、あらゆる分野で、産官学民と連携し、新しい価値の創造にチャレンジしています。
「美味しいお好み焼を楽しんでほしい」という思いは、日本中、世界中へとその範囲を広げています。お好み焼の美味しさ、つくる楽しさ、そこに生まれるコミュニケーションをお伝えできるよう、魅力を再発見しながら、追求し続けます。
そして、焼そばやたこ焼など鉄板粉ものを含むすべての食にも、美味しさをさらに追求してまいります。

社名のオタフク(お多福)には、「多くの人に福を広める」という意味を含めており、私たちは「お多福の心」、つまり思いやりの心を大切にしてきました。今を生きる私たちだけでなく、未来の人々が幸せであるように、食品メーカーとしての安全・安心、環境保護、人権尊重などSDGsにもその気持ちで取り組みます。
そして、世界中の皆さまと、食を通じた幸せを分かち合えるよう、「食の未来を共創」してまいります。