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お好み焼きの雑学

鉄板の美学

近代鉄鋼業の起こり

現代の製鉄炉ヨーロッパの鉄器文化において、鋳造が行われたのは12〜13世紀後といわれ1891年(明治24年)に刊行された、ルードウイヒ・ベックの膨大な圖書「鉄の歴史」によると、人力あるいは、畜力によってなされていた送風を水車送風にすることによって、強力な風を得ることができ、これによって近代鉄鋼業がおこったとしています。ライン河支流ジーグ河流域のジーゲンで1490年水車送風による高炉法、大型鉄製錬、水車ハンマーによる急速鍛造が行われた事が記録として最古のものとされています。ライン河を下って、デュッセルドルフを中心とするルール地方に入ると、現代ドイツの工業地として労働者300万人を数え、西ドイツで生産される約4200万トンの鉄鋼のうち、70%はこの地方で産出します。

この地方を、工業王国に仕立て上げたのは鉄鋼王アルフレッド・クリップです。19世紀ドイツ統一帝国の誕生をもたらし、ドイツ帝国の力の象徴ともいわれました。鉄鍛冶技術はゾーリンゲンなどに世界的刃物技術として、マイスター制度で伝統を受け継いでいます。この地方の刃物の切れ味と耐久性は、その鋼を分析し同じ組成のものを作っても切れ味、耐久性は同じものが出来ないといわれています。近代製鋼はひとりドイツのみならず、時を同じくしてイギリス、スェーデンで行われ、次いでベルギー、イタリア、スペイン、フランスなどヨーロッパ各地で行われることとなりました。

製鉄技術は初め、半融状の鉄しか出来なかったものを溶融状の鋳鉄を作る技術を開発したことから始まり、例えば高炉にコークスを使用、高炉の送風を加熱して高炉を操業する技術の発明、転炉法による溶鋼法の発明など、幾多の改良を加えながら1900年代LD法という純酸素製鋼法など、たゆみない研究、改良がなされています。

ベックも指摘しているように、技術の領域において、誰それの発明という完成した姿で現れるものでなく、小さな積み重ねが成熟段階において輝かしい進歩として世にでるものであり、鉄の鋳造もまた然りとしていますが、技術というものは、そのとき判然としなくても振り返ったら出来ていたという事が多く、一人の技術屋としてみれば、蓋し至言といわざるを得ません。

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