2022.10

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お好み焼エッセイ表彰式
重松清氏講演会
開催のお知らせ

お好み焼エッセイ表彰式・重松清講演会開催のお知らせ

 オタフクソース株式会社(本社:広島市西区、代表取締役社長:佐々木 孝富)では、公募した「お好み焼エッセイ」の表彰式、ならびに作家 重松清氏の講演会を開催いたします。
 当社は、本年11月26日に創業100周年を迎えることを記念して、3月から5月にかけ「お好み焼エッセイ」を募集しました。全国からご応募いただいた2463作品の中から50作品を選出し、このたびエッセイ集『お好み焼がつないだ絆と笑顔』が完成いたします。
 選考にあたっては、選者を重松清氏にお願いし、最優秀作品として「重松清賞」3作品が決定いたしました。このたび3名の受賞者をお迎えし、表彰式を執り行います。あわせて表彰式には重松氏もお招きし、下記の通り講演会を行っていただきます。


日 時 2022年10月16日(日曜日)
     13時00分~      受付
     14時00分~14時30分 お好み焼エッセイ表彰式
               ・重松清賞受賞エッセイの朗読
               ・表彰
               (オタフクソース株式会社 代表取締役社長 佐々木孝富より)
     14時45分~15時45分 重松清氏講演会「おいしい思い出は、家族の宝物」

会 場 広島国際会議場 ヒマワリ〒730-0811 広島市中区中島町1-5(平和記念公園内)

参加者 重松清賞受賞者3名とそのご家族、および事前にお申し込みいただいた約500名様

以上


■エッセイ集『お好み焼がつないだ絆と笑顔』について
 当社では、これまでも1998年、2008年、2014年にお好み焼エッセイを募集し、エッセイ集としてまとめました。ご応募いただいた作品数はのべ約3,500にのぼります。本年、創業100周年を迎えることを記念し、4度目のお好み焼エッセイの募集を行い、2463もの作品が届きました。作者は7歳から87歳まで、各都道府県はもとより、海外からもご応募いただきました。 世の中は劇的に変化し、それに伴って食文化も大きく変わります。コロナ禍により変化した生活や価値観について書かれたエッセイが多かったことは、今回の特徴かもしれません。けれども、すべてのエッセイに綴られた、日常の中にある悲喜こもごもの思い出は、とてもあたたかく、やさしく、どこか懐かしいものでした。お好み焼とそれにまつわる思い出は、多くの方のかけがえのない時間として心に残っています。これらはきっといつの時代も変わることのないものだと感じることができました。いろいろな時、場所、シチュエーションでお好み焼を食べてくださった皆様に、改めて感謝いたします。
B6判、235頁、2022年10月10日刊行 
当社ショールームおよびオンラインショップで販売します(1,000円/税込)

■重松清賞について
 重松氏の作品の魅力は、どこかお好み焼エッセイに通ずるものがあるように感じ、ぜひ読んでいただきたいという思いで選者をお願いしました。
 このたび、重松清賞に選ばれたのは、静岡県、大阪府、島根県に在住の3名様です。エッセイには「初めての一人暮らし、独り占めできることを楽しみにしていたお好み焼」、「施設で暮らす認知症の母親との外出時に必ず食べるお好み焼」、「棋士になりたい子の夢を叶えるため、父子で、毎週土曜日、日帰りで対局に出かけ、帰り道に食べるお好み焼」など、三者三様のお好み焼の思い出が綴られています。
 表彰式では、作品を朗読し、賞状およびエッセイ集などの副賞を授与します。


■重松清氏の講演会について
 重松氏の作品に多く登場する「現代の家族」、そして「食事」や「料理」のシーンからは、時代背景や登場人物の心情までもが伝わり、さまざまな「家族と食事」のあり方が感じられます。このたびは『おいしい思い出は、家族の宝物』をテーマに講演していただきます。

重松清氏 プロフィール
1963(昭和38)年、岡山県生れ。出版社勤務を経て執筆活動に入る。1991(平成3)年『ビフォア・ラン』でデビュー。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、同年『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞。現代の家族を描くことを大きなテーマとし、話題作を次々に発表している。著書は他に、『きみの友だち』『せんせい。』『とんび』『かあちゃん』『ポニーテール』『赤ヘル1975』『どんまい』『木曜日の子ども』『ひこばえ』など多数。

©新潮社

 当社は、創業から一貫して「食を通じて幸福を届ける」ことを理念とし、特にお好み焼を囲んだ家族や仲間との団らんのひとときを思い描いて、企業活動を続けてまいりました。これからも、「お好み焼のある風景」が多くの方の大切な時間となることを願い、活動してまいります。